最新情報・ブログ
2019.01.11 Friday

芸術監督のショートエッセイ 石神の丘から vol.112

美術館で毎月発行している小さな情報誌
「石神の丘美術館通信ishibi《いしび》」にて連載中の、
芸術監督・斎藤純のショートエッセイをご紹介します。


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石神の丘美術館芸術監督・斎藤純のショートエッセイ
「石神の丘から vol.112」


 

あけましておめでとうございます。

 

今年はエルニーニョ現象の影響による暖冬という予報通り、例年に比べて雪は少ないものの、私が通っているスキー場はかろうじて12月中旬にオープンすることができました。

シーズン券を買ったのでさっそく日参したいと思っていましたが、スケジュール調整がうまくいかず、予定の半分も行ってません。

これから挽回するつもりです。

 

スキーはリフト(あるいはゴンドラ)で上がって、斜面を滑り下りるだけなのに健康にいいのです。

滑走する際、人間の身体の中で最も大きなハムストリング(太腿を構成する大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋)をフルに使うため、まず心肺機能が向上します。

血糖値を下げ、善玉コレステロールが増加して血液の流れが良くなり、動脈硬化・心筋梗塞などの生活習慣病の予防になることが知られています。

同じハムストリングを使う自転車が健康増進に役立つのは同じ理屈です。

また、スキー場のある山の環境が精神的にいい効果を与えるようです。

 

ゲレンデに立つと私は何とも言えない懐かしさを覚えます。

岩山スキー場や竜ヶ森スキー場でひどく寒い思いをしながらスキーをした子どものころを思いだすのです。

雪とあまり縁のない名古屋生まれのスキー仲間は、雪への憧れがあるから、ゲレンデに立つたびに新鮮な気持ちになると言います。

 

スキー場は山の樹木を伐採して整地した、いわば自然破壊の産物です。

一方、雪と重力という自然を利用したスポーツでもあります。

いずれにしても、山と雪のそれぞれに感謝しつつ、北国ならではのウィンタースポーツをこれからも楽しんでいきたいと思っています。

 

ところで、昨年、岩手町立石神の丘美術館は第4回「恋人の聖地観光交流大賞」(NPO法人地域活性化支援センター主催)の観光交流賞審査員賞を受賞し、これまで私たちが積み重ねてきた取り組みが全国的に評価されました。

その「恋人の聖地」を含む野外展示場は、来年(初夏)のリニューアルオープンに向けて工事中のため閉鎖休館中です。

ご不便をおかけしますが、さらに魅力ある空間にしたいと思っていますので、よろしくどうぞお願いします。

なお、恒例のいわてまちイルミネーションは今年も実施しますので、ご期待ください(詳細は改めて告知いたします)。


2019.01.10 Thursday

美術館通信190号発行

美術館で毎月発行している小さな情報誌
「石神の丘美術館通信ishibi《いしび》」。
2019年1月号(vol.190)を発行いたしました。

この美術館通信は「美術館通信」コーナーからpdf形式でご覧いただけるほか、
美術館内をはじめ、岩手町内の公民館などの施設で配布しています。
また、美術館通路やいわて沼宮内駅には拡大版を掲示しています。


2018.12.19 Wednesday

芸術監督・斎藤純の文章講座

 

当館芸術監督・斎藤純が講師を務める
文章講座(初級編)の受講生を募集しています。
(主催:岩手町中央公民館 共催:石神の丘美術館友の会)

この講座に関する問い合わせや申し込みは

岩手町中央公民館 地域推進係(電話0195-62-2877)へお願いします。 


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文章講座(初級編)

日時:2019年1月19日(土)、1月26日(土)【全2回】
   両日とも13:00〜14:30 
場所:ゆはず交流館 2階視聴覚室(岩手町大字沼宮内第7地割70)
講師:斎藤 純(作家・石神の丘美術館芸術監督)
主催:岩手町中央公民館
共催:石神の丘美術館友の会
受講料:1,000円(2回分の料金/初回受付時に徴収)
申し込み:1月11日(金)までにゆはず交流館・岩手町中央公民館(電話0195-62-2877)へ申し込みください。

土曜、日曜、年末年始(12/29〜1/3)は休館。受付時間は8時30分〜17時15分です。
定員は30名、先着順に受け付けします。

 


2018.12.12 Wednesday

芸術監督のショートエッセイ 石神の丘から vol.111

美術館で毎月発行している小さな情報誌
「石神の丘美術館通信ishibi《いしび》」にて連載中の、
芸術監督・斎藤純のショートエッセイをご紹介します。


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石神の丘美術館芸術監督・斎藤純のショートエッセイ
「石神の丘から vol.111」


 

平成最後の1年が終わろうとしています。

みなさまにとって、この1年はどんな年だったでしょうか。

 

私はといえば、相変わらず慌ただしかったというのが正直な印象です。

ここ数年は時間に追われるような日々ではなくなったものの、それでも「よくもまあ次から次へと」と我ながら呆れるほどスケジュールが詰まった1年でした。

「公」のお役目を減らして、「私」を優先させたいのですが、なかなかそれも思うようにはいきません。

 

しかし、家族ともども大きな怪我も病気もなく過ごせましたから、いい1年 だったと言っていいでしょう。

 

実際、あらゆる点で大きなできごとのない1年でした。

大きな買物もしていませんし、大きな旅行もしませんでした(北海道ツーリングが計画倒れに終わったのは本当に残念です)。

そんな中で、私がバンドマスターをつとめているザ・ジャドウズ(エレキインストとGS、昭和歌謡をレパートリーにしているバンドです)が、全日本エレキ音楽祭(一関文化センター)と道の駅石神の丘開業祭に出演できたことは今年のハイライトです。

 

もうひとつ忘れてならないのは、私が七代目編集長(兼経営者)をつとめている『街もりおか』が創刊50周年を迎えたことです。

これは盛岡文士劇を始めたことでも知られる鈴木彦次郎(1898-1975)が『銀座百点』を手本に始めたもので、盛岡の人にとても愛されている月刊誌です。

大きな節目を無事に乗り切れたので、肩の荷を下ろした気持ちです。

 

来年の話をすると鬼が笑うそうですが、今、私は来年の計画をいろいろと練っているところです。

ザ・ジャドウズの久々のリサイサル(ワンマンコンサート)、北海道ツーリングなどを考えていると時間が経つのも忘れてしまいます。

そして、そういう計画を立てられることの幸せを噛みしめています。

 

ところで、私は長編小説『テニス、そして殺人者のタンゴ』で昭和631988)年にデビューしました。

平成になったのはその翌年でしたから、「平成」は私の作家歴とほぼ重なっています。

来し方を振り返り、少々、感傷的になっている師走の今日このごろです。

 

それでは、よいお年をお迎えください。


2018.12.12 Wednesday

美術館通信189号発行

美術館で毎月発行している小さな情報誌
「石神の丘美術館通信ishibi《いしび》」。
2018年12月号(vol.189)を発行いたしました。

この美術館通信は「美術館通信」コーナーからpdf形式でご覧いただけるほか、
美術館内をはじめ、岩手町内の公民館などの施設で配布しています。
また、美術館通路やいわて沼宮内駅には拡大版を掲示しています。


2018.12.10 Monday

ジョージアとキルギスの子どもたちの絵

 

この展覧会は終了しました

 

2019年1月4日(金)から27日(日)まで

美術館のホールでは、

ジョージアとキルギスの子どもたちの絵を紹介します。

 

同時期、展示室では岩手町の小中学校・高校絵画コンクール作品展を開催します。

観覧は無料です。ぜひあわせてご覧ください。


2018.11.28 Wednesday

美術館ですごす冬の1日

 

 

岩手町の小学生のみなさん。冬休みの1日を美術館ですごしませんか?
展覧会を見学して、自然観察・雪あそび。ランチのあとは、
ねんどで「夢のお庭」をつくるよ。窓ガラスにお絵かきもしちゃおう!


*スケジュール*
9:30

 石神の丘美術館集合 グループ分け・自己紹介
 開催中の「岩手町 小中学校・高校絵画コンクール作品展」を見学

 


10:30

 南の広場で「自然観察」、「動物の足跡さがし」、「雪あそび」をしよう

12:15

 レストラン石神の丘でスペシャルランチ


13:00

 地域おこし協力隊のみなさんと
  「ねんどで〈夢のお庭〉をつくろう」&「窓ガラスにお絵かきしちゃおう」

 


15:00 終了
※みんなで窓ガラスに描いた絵は1月27日まで公開します

 

ようこそ美術館事業は、岩手町の小学生を対象としたものです。
長期休みにあわせ、美術館で一日をすごしながら
見学・観察・創作などさまざまな面から美術館に親しみ
学区域を越えた交流を行っています。
これまでの様子は、カテゴリータブ
「→町内児童対象 ようこそ美術館」からごらんいただけます。

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参加申込みは締め切りました

このイベントは終了しました

 

日 時

 2019年1月9日(水) 午前9時30分美術館集合〜午後3時頃まで
集合場所

 石神の丘美術館
対 象

 岩手町内の小学生 20名(先着順/定員に達したら締め切ります)
    *この事業は「岩手町の小学生」が対象です

  *参加申し込みは12月8日(土)午前9時から受け付けます

    *工事休館中のため美術館へはお電話で申し込みください
    *川口小学校の児童は川口公民館(65-2001)へ申し込みください
参 加 費

   1,000円(保険、昼食、講座材料代)
  *参加費は12月21日(金)正午までに申し込み先へお支払いください
持 ち 物

  雪あそびできる服装(帽子、手袋、防寒着 自分で脱ぎ着できるもの)
  ハンカチ、ティッシュ、水筒(肩からさげられるもの)
  おもちゃなどは持たないこと、持ち物には名前をつけること
主 催

  石神の丘美術館・川口公民館

協 力

  岩手町地域おこし協力隊

 


2018.11.25 Sunday

絵画コンクール作品展

 

この展覧会は終了しました

 

平成30年度 岩手町立石神の丘美術館

岩手町 小中学校・高校
絵画コンクール作品展
 

平成31(2019)年1月4日(金)〜27日(日)
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:1月7日(月)、15日(火)、21日(月)
*観覧無料*

 

今年のテーマは、
〈石神の丘美術館〉または〈みんなに自慢したい!岩手町の風景〉です。

美術館でみた風景や彫刻、あるいは岩手町の景色が
こどもたちの目にはどう映り、作品になっているでしょうか。

この展覧会では、町内の小中学校・高校から応募された作品すべてを展示します。

入賞者は次のとおりです(画像をクリックすると拡大します)。

 

 

 

 


2018.11.25 Sunday

【重要】2018.9.1〜2020初夏 屋外展示場お休み中です 

 

リニューアル工事のため、

 

石神の丘美術館屋外展示場

(石神山の斜面を利用した彫刻のある散策路/ラベンダー園含む)は、

2018年9月1日から長いお休みをいただいています。

リニューアルオープンは2020年初夏を予定しています。 

 

この間は、屋外見学・散策ができませんのでご注意ください。

 

毎年初夏に開催している「ラベンダーフェア」につきましても

屋外展示場お休み期間中にあたる2019年のフェアはお休みとなります。

 

館内で開催する展覧会は引き続きご覧いただけます。

 

 


2018.11.09 Friday

芸術監督のショートエッセイ 石神の丘から vol.110

美術館で毎月発行している小さな情報誌
「石神の丘美術館通信ishibi《いしび》」にて連載中の、
芸術監督・斎藤純のショートエッセイをご紹介します。


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石神の丘美術館芸術監督・斎藤純のショートエッセイ
「石神の丘から vol.110」


 

関東からやってきたオートバイ仲間と一緒に岩手県内をツーリングしてきました。

 

秋晴れのもと、しばしば紅葉に目を奪われてオートバイを停めると、遠来の仲間たちは口々に「岩手はオートバイの楽園だ」と盛んにカメラやスマホのシャッターを切ります。

晩秋の冷気に慣れていない一人は手がかじかんでしまい、スマホをうまく操作できなくなり、もうじきやってくる厳しい冬の前触れを察したのか、彼は「今は楽園だけど、これからが大変なんですね」と呟きました。

 

私も同じことを考えていました。

秋は風景もきれいですし、食べ物もおいしいです。

それは、長く厳しい冬を迎える前のプレゼントのようなものなのだと…。

 

やがて冬になり、雪や寒さに堪える日々が続きます。

もう雪かきはイヤだと誰もが心身ともに根を上げるころに春がやってきます。

 

岩手の春の美しさは格別です。

春の日だまりの暖かさもまた格別です。

明けない夜がないのと同様に、明けない冬もありません。

だから、私たちはどんなにつらい冬でも乗り越えることができるのです。

 

人生も同じではないでしょうか。

多少つらいことがあっても、その向こうに春のような日が来ると思えば我慢ができます。

たとえ税金が高かろうが、消費税が家計を苦しめようが、安心して子どもを生み育てることができるのであれば辛抱できるでしょう。

安心して老後を過ごせるとわかっていれば、喜んで税金も納めるでしょう。

 

ところが、今の世の中、ちっとも春の兆しが見えません。

一部の政治家と一部の官僚たちが「我が世の春」を年がら年中、謳歌しているだけです。

 

敗戦後から高度経済成長時代にかけて、私たちの先輩たちは、今とは比べ物にならないほどの苦労を重ねました。

そして、自らの力で春を築きました。

苦労のし甲斐のある人生だったと思います。

 

「冬を乗り越えれば明るい春が来る」

 

そういう世の中に、私たちはしなければなりません。

秋のツーリング中、オートバイのシートの上でそんなことを考えました。


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